【コラム】ぶどう解禁日の思い

コラム

みなさんは毎年初めてぶどうを手にとるのはいつ頃、どんなきっかけでしょうか?
多くのみなさまはたまたまスーパーで見かけて、季節のフルーツだなと思ってなにげなくカゴにいれるのではないでしょうか。

毎年6月ごろからデラウェアがスーパーに並び始めますよね。
ぶどうはまだ先かな、もっとあたたかくなってからだよなと油断している隙を狙って店頭に出てくるのでいつも不意打ちをくらっています。
そして心が躍り、脳内でサンバのカーニバルが始まります。
一年頑張った自分へのご褒美の季節の到来ですから。

しかしながらぶどうと出会ったからといって無条件にすかさずゲットするわけではありません。
毎年、いつからぶどうを解禁するか非常に悩むのです。
もちろん一刻も早く食べたい!という気持ちはあるのですが安くはないフルーツです。
わたしが大富豪だったらそれはもう目にはいった房を全てお買い上げして、並べてうっとりして、お友達をたくさん読んで毎日食べ比べ大会を開くでしょう。
しかしながら一般市民のわたしにはそこまでの財力はありません。
しかも1度でも食べてしまうとその季節のぶどう欲はもう止めることができなくなります。気がつくとぶどうをぶら下げて帰る日々が続きます。主食がぶどうなのではと思う時もしばしば。
このように一旦ぶどう生活が始まると、制御不能の妖怪ぶどう摘みになってしまうので解禁日は慎重に決めることにしています。

具体的に何月からとか、どこで買うかとか、どの品種かなどは決めていません。
その時のフィーリングです。ただどんなに遅くともだいたい7月に入ると解禁済みです。
解禁日は嬉しい気持ちもありますが、我慢大会に負けた日でもあるので少々悔しい気持ちもあります。
嬉しいのに悔しい、なんだか変ですね。

そしてその年の1番ぶどうを目の前にすると拝みたくなるような感動して涙が出るような、心が動く感覚を覚えます。
今年も会えたね、嬉しいよ、そんなふうに心の中でささやきながら食べるぶどうは格別です。

おまけ
冷蔵庫が小さいのにぶどうを何房も買ってしまうので、他のものが入らない事態が毎年多発しています。
入らなくなると分かっていてもぶどうを買う手を止められないのです。
それで早く食べなきゃと思って食べきったら、スペースが空いたと勘違いし新たなぶどうを迎え入れる無限ループ。
ふとおもったのですがもしかするとチルド室にいれたら日持ちが長くなるのではないか?大きい冷蔵庫ほしいなぁ。

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